皇宮護衛官とは?
皇宮護衛官とは、いわゆる皇宮警察として皇居や御所の警備を行なう国家公務員。
転勤が少なく危険度も低いため、他の警察官採用試験に比べて人気が高い。
この記事には記載していないが、皇宮護衛官採用試験にもいわゆる武道枠が存在する。
皇宮護衛官採用試験の受験資格
大卒程度
・受験年の4月1日で21歳以上30歳未満の者。
高卒程度
・受験年の4月1日で高校あるいは中学を卒業した日の翌日から5年を経過していない者
受験年の4月1日で17歳以上23歳未満の者。
皇宮警察学校で高卒者は10ヶ月、大卒者は6ヶ月訓練機関を経た者。
※以下に該当する者は受験できない。
・日本の国籍を有しない者。
・成年被後見人、被保佐人(準禁治産者を含む。)
・禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予の期間中の者。
その他その執行を受けることがなくなるまでの者
・一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
・政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者
皇宮護衛官採用試験の試験内容
一次試験
高卒、大卒の区分により出題数が異なる。
基礎能力試験
文章理解、課題処理、数的処理、資料解釈
自然科学、人文科学、社会科学
国語、数学、理科、社会、英語、知能
課題論文試験
文章による表現力、課題に対する理解力などについての筆記試験
二次試験
・人物試験:人柄、対人的能力などについての個別面接
・身体検査:胸部疾患、血圧、尿、その他一般内科系検査
・身体測定:身長、体重、視力、色覚についての測定
・体力検査:身体の筋持久力、瞬発力、敏捷性についての検査
※次のいずれかに該当する者は不合格となる。
・身長が男子160cm、女子148cmに満たない者
・体重が男子48kg、女子41kgに満たない者
・胸囲が78cmに満たない者
・色覚に異常のある者
(ただし職務遂行に支障のない程度の者は差し支えない)
・裸眼視力または矯正視力が
どちらか1眼でも0.5に満たない者、
あるいは両眼で0.8に満たない者
(ただし、両眼とも矯正視力が1.0以上の者は差し支えない。)
・四肢の運動機能に異常のある者
皇宮護衛官採用試験の願書受付期間
大卒程度
4月上旬
高卒程度
7月下旬
皇宮護衛官採用試験の試験日程
大卒程度
一次試験:6月中旬
二次試験:7月下旬
高卒程度
一次試験:9月下旬
二次試験:10月下旬
皇宮護衛官採用試験の受験地
大卒程度、高卒程度、どちらも以下のとおり。
以前と比べて受験地の選択肢が少なくなっている。
一次試験:札幌市、多賀城市、東京都、大阪市、福岡市
仙台、名古屋、京都、広島、高松、熊本、鹿児島、那覇
二次試験:札幌市、仙台市、東京都、京都市、福岡市、
広島、那覇
皇宮護衛官採用試験の受験料
無料。
皇宮護衛官採用試験の合格発表日
大卒程度
一次試験:7月中旬
二次試験:8月下旬
高卒程度
一次試験:10月中旬
二次試験:11月下旬
皇宮護衛官採用試験の合格率
大卒程度:3%程度
高卒程度:3%程度