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刑務官採用試験の難易度

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刑務官とは?

刑務官とは、刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所)に勤務して、刑事施設内の保安警備や作業監督などを行う国家公務員。

刑務所や少年刑務所では、受刑者に再び過ちを繰り返させずに社会復帰を実現するための指導も行う。

拘置所では勾留中の被収容者(被告人)が証拠を隠滅したり、逃走したりするのを防止する。
勾留中の被収容者が公平な裁判を受けられるよう配慮するのも刑務官の仕事。

日本の刑事施設の数

日本には刑務所、少年刑務所、拘置所を全部合わせて72ヵ所(69ヵ所)ある。
犯罪の厳罰化にともなって刑務所の被収容者数も増加し、過剰収容が過去に問題視されたこともあった。

刑務官の年収は国家公務員に適用される行政職棒給表より12%ほど多い。

用語解説:勾留とは

勾留(こうりゅう)とは、警察官に被疑者(容疑者)として逮捕され、検察官に起訴された被告人を刑事施設(拘置所)に留め置くこと。

勾留は非収容者が犯罪の証拠を隠滅したり、自殺したり、あるいは逃亡したりするのを防ぐ目的で、裁判官に勾留の必要性を認められて初めて実施できる手続き。

勾留期間中の被収容者は拘置所で取調べを受けながら生活する。

逮捕から勾留までの流れ

警察が逮捕した被疑者(容疑者)の取調べを行える制限時間は、逮捕後48時間以内まで。

被疑者(容疑者)が警察官に逮捕されてから48時間以内は、警察で被疑者の取調べが行われる。
(制限時間がある中での取り調べは警察官も焦りやすい)

日本には当番弁護士制度がある

もし自分が逮捕されて刑事事件の被疑者や被告人になったときは、当番弁護士を1回だけ無料で呼べることを思い出すと良い。

都道府県ごとに弁護士会があるので、自分が収容されている施設の職員に当番弁護士を呼ぶよう要求できる。

自分や自分の家族が冤罪事件に巻き込まれたとき、当番弁護士制度が役に立つことがある。

送検

48時間以内に被疑者の身柄は警察から検察に移送される。

そして今後は検察官が取調べを行う。
検察官の取調べの制限時間は24時間。

たとえば24時間以内に取調べが終わらない場合、検察官が勾留手続きが必要だと判断すると、検察官は勾留の申請を行う。

警察官に逮捕されてから72時間以内に送検先の検察官が、必要に応じて勾留を請求する。

その後、裁判官が被収容者本人から話を聞いて、容疑者の身柄を勾留するか、勾留しないか判断する。

勾留されることになった場合、原則10日間、拘置所に留め置かれる。

勾留期限が延長されると合計で最大で20日間、拘置所に留め置かれる。

勾留されずに釈放されるパターン

そもそも検察官が勾留を請求しない場合
裁判官が勾留の請求を却下した場合

勾留却下率

2016年の全国の裁判官による勾留却下率は3.4%。

被収容者が事件への関与を否認している場合、勾留を長引かせて自白を強いると冤罪が発生する可能性が高まる。

そうした背景もあり、2003年には0.3%であった勾留却下率は年々上昇している。

「平成29年版 犯罪白書」
(法務省)
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/64/nfm/mokuji.html)を加工して作成

「平成16年版 犯罪白書」
(法務省)
http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/48/nfm/mokuji.html)を加工して作成


刑務官Aと刑務官Bの違い

刑務官Aは男性の被収容者を担当する。
刑務官Bは女性の被収容者を担当する。

武道枠

刑務官試験には武道枠として柔道、剣道有段者の採用枠がある。
武道枠で採用された場合、その資質を生かせる刑事施設(刑務所、少年刑務所、拘置所) の警備業務などの仕事に就くことが多い。


刑務官採用試験の概要

刑務官採用試験は高卒程度のみ

刑務官採用試験の受験資格

刑務官A

受験年の4月1日で17歳以上29歳未満の男子。

刑務官B

受験年の4月1日で17歳以上29歳未満の女子。
武道枠の受験資格も上に同じ

社会人枠の受験資格

刑務官A

受験年の4月1日で29歳以上40歳未満の男子。

刑務官B

受験年の4月1日で29歳以上40歳未満の女子。

以下の条件に該当する人は受験できない。
・日本の国籍でない者
・成年被後見人、被保佐人(準禁治産者を含む。)
・禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わるまでの者又はその刑の執行猶予期間中の者。
・一般職の国家公務員として懲戒免職の処分を受け、その処分の日から2年を経過しない者
・日本国憲法又は政府を暴力で破壊することを主張する政党その他の団体を結成し、又はこれに加入した者。

刑務官採用試験の身体要件

刑務官試験は身長、体重、視力などで一定の制限(身体要件)がある。

以下の項目の該当者は不合格となる。
なお、この身体要件は以前と比べると緩和されている。

・身長が男子160cm未満、女子が148cm未満(150cm未満)
・体重が男子47kg未満、女子が40kg未満(43kg未満)
・四肢の運動機能に異常がある
・裸眼視力がどちらか1眼でも0.6未満
両眼の裸眼視力が0.1以上で、矯正視力が両眼で1.0以上の者は差し支えない
・色覚に異常がある(職務に支障のない程度の色弱は差し支えない)
・胸囲が男子78cm未満、女子が75cm未満の者。


刑務官採用試験の試験内容

一次試験

・基礎能力試験 教養試験

文章理解7問、課題処理7問、数的処理4問、資料解釈2問
自然科学5問、人文科学9問、社会科学6問

国語、社会、理科、数学、資料解釈、判断推理

・作文試験

課題理解力、表現力

武道枠のみ実技試験あり

二次試験

・面接  :個別面接
・身体検査:内科検診
・身体測定:身長、体重、視力、胸囲
・体力検査:筋持久力、瞬発力、敏捷性
武道枠は体力検査なし

刑務官採用試験の願書受付期間

7月下旬。
インターネット申し込みが推奨されている。

刑務官採用試験の試験日程

一次試験:9月中旬
二次試験:10月下旬

刑務官採用試験の受験料

無料。

刑務官採用試験の合格発表日

11月中旬頃

刑務官採用試験の合格率

20%ほど。30%ほど
若干難化した?