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作業環境測定士の資格難易度

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作業環境測定士の資格難易度

作業環境測定士とは

作業環境測定士とは、鉛や放射性物質、有機溶剤や鉱物の粉じんなどが発生する作業場などの作業環境を測定、改善する技術者です。
法令で定められた有害物質を用いる業務を行う場合、「作業環境測定」を行うことが義務づけられています。
作業環境測定は単なる環境分析ではなく、そこで働く労働者の健康を維持する目的で行われます。
作業環境測定士はこの作業環境測定という業務の独占資格です。

作業環境測定士の種類

作業環境測定士の資格には第一種と第二種の2種類があります。
一種は二種の上位資格であり、資格取得者は有機溶剤、鉱物性粉じん、特定化学物質等、金属類、放射性物質(放射線)に関する作業環境測定も行うことができます。

作業環境測定士の特典

作業環境測定士の資格を取得すると、下記の資格で免除が受けられます。
・労働衛生コンサルタント試験 科目免除(労働衛生一般、労働衛生関係法令)

作業環境測定士試験の受験資格

・理系の大学、専門卒業者で、1年以上の労働衛生実務経験者
・理系以外の大学、専門卒業者で、3年以上の労働衛生実務経験者
・理系の高校卒業者で、3年以上の労働衛生実務経験者
・理系以外の高校卒業者で、5年以上の労働衛生実務経験者
・8年以上の労働衛生実務経験者
・その他:以下の特定資格保有者は免除科目あり。

試験免除科目ありの技術資格

公害防止管理者試験合格者(騒音、振動以外)
公害防止主任管理者試験合格者
技術士(化学、金属、応用理学、衛生工学)
環境計量士(濃度関係)
第1種放射線取扱主任者
第1種衛生管理者
衛生工学衛生管理者
臨床検査技師
労働衛生コンサルタント
など

作業環境測定士試験の試験内容

第1種作業環境測定士

必須科目

労働衛生一般、労働衛生関係法令、
デザイン・サンプリング、分析に関する概論

選択科目:以下から1科目選択

有機溶剤、鉱物性粉じん、
特定化学物質等、金属類、放射性物質(放射線)

第2種作業環境測定士

労働衛生一般、労働衛生関係法令、
デザイン・サンプリング、分析に関する概論

作業環境測定士試験の願書受付期間

第1種:5月下旬から6月下旬
第2種:5月下旬から6月下旬、11月上旬から12月上旬(年2回)

作業環境測定士試験の試験日程

第1種:8月下旬の2日間
第2種:8月下旬、2月中旬の1日間(年2回)

作業環境測定士試験の受験場所

北海道、宮城、東京、千葉、愛知、兵庫、広島、福岡

作業環境測定士試験の受験料

第1種:1万円から3万円ほど(選択科目が1科目増すごとに受験料も上がる)
第2種:11800円

作業環境測定士試験の合格率

1種60%ほど、2種40%ほど

作業環境測定士講習(登録講習)

作業環境測定士の資格はまず国家試験に合格した後、作業環境測定士講習(登録講習)を修了し、登録をすることによってようやく取得できる。
登録をしないと作業環境測定士の資格を得たことにはならない。

作業環境測定士講習(登録講習):第2種講習(共通科目)の場合

時期:月1回、または2ヶ月に1回(目安)
日数:講習は平日の三日間。
費用:受講料は87,480円。第2種講習(共通科目)の場合
備考:講習終了後、修了試験(筆記試験と実技試験)がある。

作業環境測定実技基礎講習(登録講習実技試験免除のための講習)

この講習を修了すると、登録講習の際の実技試験が免除される。
Aコース:共通科目(第2種登録講習)
時期:月1回、または2ヶ月に1回(目安)
日数:講習は平日の1日。
費用:受講料は27,000円
備考:実技基礎講習の修了証の有効期限は2年間のみ。
2年以内に登録講習を修了しないと、実技試験が免除にならず、実技試験を受ける羽目になってしまう。

作業環境測定士から衛生管理者へ

衛生工学衛生管理者の資格取得のための講習

衛生工学衛生管理者は第一種衛生管理者の上位資格である。
衛生管理者資格には業務の範囲が広い順に、衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者の3種類がある。

第一種衛生管理者と第二種衛生管理者を受験するためには実務経験が必要になる。
しかし、作業環境測定士の資格を持っていれば衛生工学衛生管理者の講習を受講し、修了試験に合格することで、実務経験不要で最上位の衛生管理者資格を得ることができる。

時期:5月、8月、3月
日数:講習は平日の二日間。
費用:受講料は47,520円。
備考:修了試験(筆記試験)がある。

環境計量士(濃度関係)と作業環境測定士

環境計量士(濃度関係)は作業環境測定士の国家試験が免除される。
そして環境計量士(濃度関係)は作業環境測定士資格を講習を受講することで取得できる。
(ただし、第1種科目の放射性物質は除く。)

本来、作業環境測定士の資格はまず国家試験に合格した後、作業環境測定士講習(登録講習)を修了し、登録をすることによってようやく取得できる資格である。
しかし、環境計量士(濃度関係)の資格を取得すると、認定講習を受けることにより作業環境測定士の国家試験が免除される。
あとは作業環境測定士講習(登録講習)を修了し、登録をすることにより作業環境測定士の資格を取ることができる。

環境計量士(濃度関係)のための作業環境測定士試験科目一部免除講習

この講習を修了すると、作業環境測定士の国家試験に合格したのと同じ効力が得られ、作業環境測定士講習(登録講習:第2種(共通))に申込むことができるようになる。
時期:9月(東京開催)、1月(東京開催)、10月(名古屋開催)
日数:講習は平日の三日間。(月、火、水)または(水、木、金)
場所:東京か名古屋
費用:受講料は47,000円
備考:講習終了後、修了試験(筆記試験)がある。

注意事項

環境計量士(濃度関係)が第2種作業環境測定士の資格をとろうとした場合、費用は受講料だけで14万円ほどかかる。
交通費や宿泊費が自己負担の時は、さらに費用が上乗せされることになる。
また、講習の日数も少なくとも平日6日分が必要になる。
社会人がこの方法で作業環境測定士資格を取得しようとした場合、平日に有給を3日づつ確保できるかどうかが悩みの種になると思われる。