ホワイト企業と就職活動

ホワイト企業は労働法を遵守する。

公害防止管理者の難易度

公害防止管理者の難易度

公害防止管理者とは

公害防止管理者とは、「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」に定められた特定工場において、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動等の公害を防止するため、必要な技術的事項を管理する技術者です。
公害防止管理者は企業内部で公害の発生を未然に防止するという重い責任を負っています。

特定工場とは?

特定工場とは公害防止管理者の選任が義務付けられている工場のことです。
具体的には、特定工場は製造業(物品の加工業を含む)、電気供給業、ガス供給業、熱供給業のいずれかの業種のうち、下記の公害発生施設のいずれかを設置している工場のことです。

公害発生施設とは

ばい煙発生施設
汚水等排出施設、ダイオキシン類発生施設
騒音発生施設、特定粉じん発生施設
振動発生施設、一般粉じん発生施設

法律により特定工場を設置している者(特定事業者)は、ばい煙発生施設、排水等排出施設、騒音発生施設、振動発生施設などの区分ごとに、それぞれ必要な資格を有する公害防止管理者を選任しなければなりません。

公害防止管理者はその工場を設置している者(会社)に対し、条例の規定を誠実に遵守するよう助言し、作業の方法や施設の維持等の技術的事項について、工場から公害を発生させないよう監督を行います。

公害防止管理者 資格取得の方法

公害防止管理者の資格を取得するには、国家試験に合格するか、資格認定講習を受講し、修了する必要があります。

1.国家試験の受験

 毎年1回行われる国家試験を受験して資格を取得する方法。

2.資格認定講習の受講

 技術資格または学歴や実務経験のある人が書類審査を経て一定の講習を受講して資格をとる方法。


公害防止管理者試験に合格すると、下記の資格を取る時に便利です。

・作業環境測定士の受験資格を得られる。
 (作業環境測定法施行規則施行規則第17条15号による)
・作業環境測定士の共通科目の分析概論が免除される。
 (ただし、騒音と振動は不可)
・水質1種or 2種と大気1種or 2種の両種があればダイオキシン類を講習で取得可能
・水質1種or 3種と大気1種or 3種の両種があれば公害防止主任管理者の資格が取得可能

公害防止管理者試験の受験資格

制限なし。誰でも受験できます。

公害防止管理者試験の試験内容

 大気 第1種公害防止管理者
  公害総論、大気概論、大気特論、ばいじん・粉じん特論、大気有害物質特論など

 大気 第2種公害防止管理者
  公害総論、大気概論、大気特論、ばいじん・粉じん特論、大気有害物質特論

 大気 第3種公害防止管理者
  公害総論、大気概論、大気特論、ばいじん・粉じん特論、大気中のばい煙の拡散など

 大気 第4種公害防止管理者
  公害総論、大気概論、大気特論、ばいじん・粉じん特論

 水質 第1種公害防止管理者
  公害総論、水質概論、汚水処理特論、水質有害物質特論、大規模水質特論

 水質 第2種公害防止管理者
  公害総論、水質概論、汚水処理特論、水質有害物質特論

 水質 第3種公害防止管理者
  公害総論、水質概論、汚水処理特論、大規模水質特論

 水質 第4種公害防止管理者
  公害総論、水質概論、汚水処理特論

 騒音・振動関係公害防止管理者
  公害総論、騒音・振動概論、騒音・振動特論

 公害防止主任管理者
  公害総論、大気・水質概論、大気関係技術特論、水質関係技術特論

 特定粉じん公害防止管理者
  公害総論、大気概論、ばいじん・粉じん特論

 一般粉じん公害防止管理者
  公害総論、大気概論、ばいじん・粉じん特論

 ダイオキシン類関係公害防止管理者
  公害総論、ダイオキシン類概論、ダイオキシン類特論

公害防止管理者試験の願書受付期間

7月上旬~7月下旬

公害防止管理者試験の試験日程

10月の最初の日曜日

公害防止管理者試験の受験場所

札幌、仙台、東京、愛知、大阪、広島、高松、福岡、那覇

公害防止管理者試験の合格率は20%ほど

公害防止管理者試験の合格発表日:12月中旬


公害防止管理者が衛生管理者の資格を得るための方法

公害防止管理者試験の合格者は作業環境測定士の受験資格を得ることができます。
そして作業環境測定士として登録すると、衛生工学衛生管理者を講習を受講し、修了試験に合格することで、衛生工学衛生管理者の資格を得ることができます。
衛生工学衛生管理者は第一種衛生管理者の上位資格です。
ただし、この方法は時間とお金がそれなりに必要になります。

衛生管理者資格取得までの流れ

まず公害防止管理者試験に合格する。
  ↓
作業環境測定士試験に合格後、 登録講習を修了する。
  ↓
衛生工学衛生管理者の資格取得のための講習を修了する。
  ↓
衛生工学衛生管理者 (衛生管理者の最上位資格)

(参考)作業環境測定士講習(登録講習):第2種講習(共通科目)の場合

時期:月1回、または2ヶ月に1回(目安)
日数:講習は平日の三日間。
費用:受講料は87,480円。第2種講習(共通科目)の場合
備考:講習終了後、修了試験(筆記試験と実技試験)がある。

(参考)衛生工学衛生管理者の資格取得のための講習

衛生工学衛生管理者は第一種衛生管理者の上位資格である。
衛生管理者資格には業務の範囲が広い順に、衛生工学衛生管理者、第一種衛生管理者、第二種衛生管理者の3種類がある。
第一種衛生管理者と第二種衛生管理者を受験するためには実務経験が必要になる。
しかし、作業環境測定士の資格を持っていれば衛生工学衛生管理者を講習を受講し、修了試験に合格することで、実務経験不要で最上位の衛生管理者資格を得ることができる。

時期:5月、8月、3月
日数:講習は平日の二日間。
費用:受講料は47,520円。
備考:修了試験(筆記試験)がある。